今年もLeague of legends Season 7 の勝者を決める最後の決戦 Worlds 2017が開幕しますね。
Season2からプロの試合を見始めて以来、ずっとTSM(Team SoloMid)のファンである私にとっては、TSMが今年こそはグループステージを突破してくれることを楽しみにしています。
特にNA勢はここ最近、国際大会では苦戦しているだけに今年こそはNA LCS 1位の威厳を示してほしいところですね。
また、日本勢のRampageにも日本代表としてどこまでできるのかに注目したいです。
さて、今年は去年とは少しルールが変わり、グループステージの前にPlay-in Stage(プレイインステージ)という予選ラウンドが追加されているようです。
早速解説していきます。
目次
Worlds 2017の流れ、日程
World 2017は下記の流れで進行していきます。各ラウンドのルールについては後述します。
Play-in Stage (プレイインステージ):9月23日~26日、9月28日~9月29日
↓
Group Stage (グループステージ):10月5日~8日、10月12日~15日
↓
Quaterfinals (準々決勝):10月19日~22日
↓
Semifinals (準決勝):10月28日~29日
↓
Finals (決勝):11月4日
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Play-in Stage(プレイインステージ)のルール
Play-in Stageは
・NALCS(北米)
・EULCS(欧州)
・LMS(台湾・香港・マカオ)
・LPL(中国)
の主要リーグ3位のチームと、
・CBLoL(ブラジル)
・LJL(日本)
・OPL(オセアニア)
・GPL(東南アジア)
・TCL(トルコ)
・LCL(ロシア等の旧ソ連圏)
・CLS(南ラテンアメリカ)
・LLN(北ラテンアメリカ)
の各地域の勝者(1位チーム)が出場します。
*LCK(韓国)の3位チームはプレイインステージを免除されています。韓国は2015年、2016年で最も優れた地域であったため、3位チームもグループステージからの参戦となります。
(2016年の WCSの準決勝でも4チーム中3チームが韓国チームだったことを考えると妥当でしょう。)
Play-in Stageは、2ラウンド形式で行われます。
ラウンド1では全12チームが、3チームずつの合計4グループに分けられ、BO1で各チーム2回ずつの総当たり戦を行います。
各グループの上位2チームがラウンド2に進出し、ラウンド1の1位のチーム VS 2位のチームでBO5による対戦を行います。(対戦相手はランダム)
ラウンド2のBO5で勝利した4チームがグループステージへの切符を勝ち取ることができます。
なお、ラウンド1の抽選はすでに終わっており、ラウンド1のグループ表は以下のようになっています。
Play-in Stage(プレイインステージ)ラウンド1のグループ表
グループA
地域 | チーム名 |
LPL 中国 |
Team WE |
CIS ロシア等の旧ソ連圏 |
Cgambit.CIS |
LLN 北ラテンアメリカ |
Lyon Gaming |
グループB
地域 | チーム名 |
NALCS 北米 |
Cloud9 |
CBLoL ブラジル |
Team oNe eSports |
OPL オセアニア |
LG Dire Wolves |
グループC
地域 | チーム名 |
EULCS 欧州 |
Fnatic |
GPL 東南アジア |
Young Generation |
CLS 南ラテンアメリカ |
Kaos Latin Gamers |
グループD
地域 | チーム名 |
LMS 台湾・香港・マカオ |
HK Attitude |
TCL トルコ |
1907 Fenerbahçe |
LJL 日本 |
Rampage |
次は気になる日本代表Rampageの対戦相手について調べてみました。
日本代表Rampageのラウンド1 対戦相手
日本のRampageは最も楽なグループに入ったのではないでしょうか。
Cloud9、Fnatic,Team WEという世界大会でも何度も見ている強豪3チームと戦う必要がありません。
これは日本にとってはかなりラッキーではないでしょうか。
世界大会は経験や慣れも大きいため、あまり経験のない選手が多い2チームと戦えるのはラッキーでしょう。
(それでも各地のリーグを勝ち抜いてきている2チームなのでかなり強いことは覚悟すべきですが)
それでは、日本の相手を見ていきましょう。
HK Attitudeは2017年にメンバーを大きく変更しているようで、チームとしてはまだまだ新しいチームのようです。
また、直近の2017 LMS Summer Splitでは全8チーム中6位(7勝7敗)とLMS内でも決して強いチームではないようですね。
ちなみにこのHK Attitudeは、7th HeavenのRokenia選手がかつて所属していたチームのようです。
一方、トルコの1907 Fenerbahçe(フェネルバフチェ)はトルコ国内ではかなり強力なチームのようです。
TCL Summer Split 2017では20-8敗で1位。
今年の7月に行われた 2017 Rift Rivals Greenでは、ただ1チームだけ無傷の7連勝。
日本が警戒すべきチームでしょう。
しかも、トルコのチームとはいえ、JunglerとMidは安定の韓国人です。
中でもJunglerのMove選手はプロとしての経験が非常に豊富で2014年からプロとして活躍しています。
2015年に所属していたGravity Gamingでは一時はチームランキング1位になるなど、チームとしても個人としても活躍し、
チームは終盤に安定感を欠く結果となりましたが、個人として、2015 NA LCS Summer Outstanding Rookie Award(最優秀ルーキー賞)を獲得しました。
今夏も絶好調でGragas(グラガス)で8試合プレイし、KDA5.5、勝率87.5%、なんとSejuani(セジュアニ)では5試合でKDA18.7、勝率100%を記録しています。
余談ですが、サッカーが好きな人であればフェネルバフチェという名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。
実はこの1907フェネルバフチェの親会社はまさにそのフェネルバフチェSKです。
最近ではロビン・ファン・ペルシー選手が所属していることで有名なトルコの古豪ですね。
同じトルコでは、ベシクタシュやガラタサライもeSportsのチームを所有しています。
今やスポーツチームがeSports部門を持つことは珍しいことではなくなっており、
NBAのチームやドイツの有名サッカーチームもLeague of Legendsに参戦しています。
詳しくはこちら↓
Play-in Stage(プレイインステージ)ラウンド2のルール
ラウンド1のグループA~Dの各グループの上位2チームがラウンド2へと進出できます。
ラウンド1の1位チーム 対 ラウンド1の2位チーム がBO5(3本先取)で戦います。
必ず1位対2位の対戦となりますが、どの相手と戦うかは抽選で決められるため、ラウンド1と同じチーム同士の対戦となる可能性もあります。
ラウンド2のBO5で勝利すると、グループステージに進出できます。
ラウンド1を1位で通過すると2位チームと対戦となるため、ラウンド1の成績も非常に重要となりますね。
2位で通過すると、Cloud9、Fnatic,Team WEのような強豪と対戦する可能性が非常に高いです。
日本のRampageが世界大会常連の彼らを相手にどこまでやれるか見てみたい気もしますが、
せっかく、彼らのいないグループDに入れたのだから、1位通過を目指して、ラウンド2も勝利!
そして、グループステージに進出する姿を見たいですよね。
Rampage 対 TSM とか、
Rampage 対 SKT1 とか、有名なチームとの対戦を見てみたいですね。
次はグループステージの紹介にいきましょう。
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Group Stage(グループステージ)のルール
グループステージはグループステージから参戦する12チームとプレイインステージを勝ち抜いた4チームの合わせて16チームが出場します。
各グループ4チームで4つのグループを作ります。
対戦方式はプレイインステージのラウンド1と同じく、BO1で各チーム2回ずつの総当たり戦を行い、上位2チームがノックアウトステージへと進出します。
16チームの内訳は以下の通りです。
・韓国(LCK)より3チーム
・中国(LPL)、北米(NALCS)、欧州(EULCS)、台湾・香港・マカオ(LMS)よりそれぞれ2チーム
・MSI 2017で最高成績を収めたワイルドカード枠のチーム
・プレイインステージより勝ち上がった4チーム
既に組み分けの抽選は終わっており、以下がその結果のグループ表となっています。
Group Stage(グループステージ)のグループ表
グループA
地域 | チーム名 |
LPL 中国 |
EDward Gaming |
LCK 韓国 |
SK Telecom T1 |
LMS 台湾・香港・マカオ |
ahq e-Sports Club |
--- | プレイインステージ Match Aの勝者 |
グループB
地域 | チーム名 |
LCK 韓国 |
Longzhu Gaming |
NALCS 北米 |
Immortals |
GPL 東南アジア (ワイルドカード枠) |
GIGABYTE Marines |
--- | プレイインステージ Match Bの勝者 |
グループC
地域 | チーム名 |
EULCS 欧州 |
G2 Esports |
LCK 韓国 |
Samsung Galaxy |
LPL 中国 |
Royal Never Give Up |
--- | プレイインステージ Match Cの勝者 |
グループD
地域 | チーム名 |
LMS 台湾・香港・マカオ |
Flash Wolves |
EULCS 欧州 |
Misfitsy |
TSM 北米 |
Team SoloMid |
--- | プレイインステージ Match Dの勝者 |
グループDが少しラッキーなグループでしょうか。
韓国のチームがいないというのは大きいですよね。
TSMにとっては去年のグループステージ敗退の雪辱を果たすいい機会かもしれません。
また、グループAのEDward Gaming 対 SK Telecom T1も面白そうです。
この2チームは2年前のMSI 2015の決勝で戦っており、その時は接戦の末、3-2でEDward Gamingが勝利しています。
SKT1にとっては借りを返すいい機会です。
(どうせならグループAに入ってその2チームと戦うRampageも見たい・・・)
Knockout Stage(ノックアウトステージ)のルール
ノックアウトステージからは全試合BO5で行われます。
準々決勝はグループステージの1位のチーム対2位のチームで行われ、抽選で組み合わせを決定します。
その後、準決勝、決勝と進み、世界チャンピオンが決定します。
気になる優勝候補は?
やはり、韓国勢が優勝候補となるでしょう。
韓国はここ数年の大会で他地域との実力差をはっきりと示しており、韓国勢以外が優勝するのを想像するのは少し難しいです。
下記がここ数年の優勝チームですが、Season3以降は全て韓国勢が優勝しています。
歴代優勝チーム
Season 1: Fnatic (所属地域:欧州)
Season 2: Taipei Assasins (所属地域:ワイルドカード(優勝当時))
Season 3: SK Telecom T1 (所属地域:韓国)
Season 4: Samsung Galaxy White(SSW) (所属地域:韓国)
Season 5: SK Telecom T1 (所属地域:韓国)
Season 6: SK Telecom T1 (所属地域:韓国)
これを見ても分かるように、韓国勢の優勝以外を予想する人は少ないでしょう。
私の予想はこんな感じです。
本命:SK Telecom T1
対抗:Samsung Galaxy
大穴:Team SoloMid
こんな感じにしてみました。対抗をSamsung Galaxyにした理由は LCK Summer Split 2017でSKT1と直接対決した際に、Samsungが2-0で勝利していたからです。
大穴はもはや願望です。正直無理だと思ってます(笑)
もうすぐですが、今から試合を見れるのが待ち遠しいですね!!
*なにか情報に間違いがあれば、コメント等で教えていただけると幸いです。