5月20日、Royal Never Give Up (RNG)がKingzone DragonXを破り、MSI 2018のチャンピオンになりました。また、これがRNGとUziにとっても初の国際大会での優勝となりました。
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通常、ゲームに与える影響が少ないと考えられがちのボットレーンですが、現在のメタでは、ボトムレーンが最重要視されています。
このメタは、世界トップクラスのADC UziがいるRNGにとっては非常に大きなアドバンテージとなっています。
そして、RNGはUZiの能力を信頼し、チーム全体でUziを育てることに集中していました。彼らのピック&バンもボトムレーンが有利に運べるようなものでした。その結果として、RNGはグループステージでのFlash Wolves戦とTeam Liquid戦、ノックアウトステージでのFnatic戦の第2試合を除けば、常に相手より有利なボトムデュオで戦うことができていました。
試合中、RNGの詳細なマクロがゲームに大きな影響を与えていました。通常、ボットレーンはHPの問題がない限りは一緒にリコールすることがほとんどです。しかし、RNGのサポート MingはUziよりも早くリコールすることが度々ありました。これは、Uziにミニオンの経験値を全て与ええ、Uziを育てるためにやったものです。
それだけでなく、タワーのゴールドは全てUziに渡していました。また、ほとんどの試合でボットレーンは優位に立っていたため、Uziはファーストタワーの追加ゴールドもUziの成長を加速させています。
JannaピックもRNGの勝因の一つに挙げられます。Jannaはメレーサポートに対して強く、味方を守ることにも長けています。Uziの生存率の高さは、決してUziだけによるものではないのです。
最初にJannaを使い始めたのはFlash WolvesとTeam Liquidでしたが、RNGはファイナルで3回もJannaをピックし、レーンではプレッシャーを与え続け、集団戦では、そのスキルとアーデントセンサーによって、Uziの能力を最大限引き出すことに成功しました。
そして、RNGが優勝できた最も大きいな要因は、彼らがメタの理解に最も優れていたことでしょう。勝ち上がってきた全てのチームがボトムレーンの重要性を理解していましたが、RNGはここから更に一歩踏み込んで、小さな利点ですらもしっかりと活用することで、ボトムレーンを強化しました。
こうして、UziとMingはチームからの信頼を獲得し、RNGに初の国際タイトルをもたらすことに成功したのです。