この記事は後編です。
インタビュー前編は↓からどうぞ
KZ Bdd「MSIの後に控室で泣いたことを言ったのは誰だ!(笑)」【インタビュー翻訳 前編】
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インタビュアー:今年、Worldsに到達すると、今年は去年とは何が違うと言えますか?
Bdd:国際大会のステージ上での経験をたくさん積んでいますし、過去の大会で上手くいかなかったことを考えれば、それも克服できると思います。
インタビュアー:最近、マスター・イーとタリックのコンボがかなり人気となっていますね。
Bdd:多くのプレイヤーが本当にいいと言ってますね。時間をかける価値はあると思いますが、プロのゲーマーは練習する中でカウンターも模索するので、良いカウンターが出てくると思いますよ。僕は個人的には既に見つけていますが、それについてはノーコメントです(笑)奇妙なコンボへのカウンターは、あんまり見かけないようなチャンピオンです。マスター・イーとタリックのコンボは一時的なものだと思うので、プロシーンにも登場するかどうかは分かりません。
インタビュアー:多くの人がLCKとそれ以外の地域のギャップが縮まったと言っています。これについてはどう思いますか?
Bdd:韓国は他の地域より優れているとずっと思っていますが、あるポジションでは必ずしもそうではないんです。それこそがギャップが縮まったと感じる理由かもしれませんね。しかし、今回の僕たちは本当に上手くいきませんでした。韓国チームが他の地域に勝っていた最大の理由はチャンピオンプールの広さですが、他の地域はこの弱点を克服してきているように見えます。
インタビュアー:どうしてKingzone DragonXはブラッドミアをピックしないんですか?
Bdd:練習とスクリムの間、僕はいつもブラッドミアに勝っていました。だから、ブラッドミアがいいチャンピオンだとは思わなかったんです。ソロキューでも強いチャンピオンなのかあまり知りませんし、更に言うと、僕はあんまりブラッドミアが得意ではありません。だからピックしなかったんです。普通の理由ですよ。
インタビュアー:それではどんなチャンピオンが好きですか?逆にもっとも精通していないチャンピオンは?
Bdd:普段はイレリア、ゾーイ、タロンをプレイしています。逆は分かりません。初めてのチャンピオンであっても上手く使えるようになるまでそんなにかかりませんし、練習でよくなっていくので。
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インタビュアー:あなたがデビューした時とは違って、今のミッドレーンにはホットなルーキーがたくさんいますね。
Bdd:若いというだけで大きなアドバンテージがあります。今は、僕がデビューしたときよりも、ルーキーが多くを学べる時期です。最近のメタはマクロがかなり重要なので、ルーキーが成長する速度も早くなると思います。メカニクスはプロゲーマーであれば大きな差はないと思ってます。僕がZedをプレイしていた時に、自分のメカニクスは特別なものだと思ってましたが、今は本当にみんな上手です。
インタビュアー:Zedは派手なチャンピオンですからね。他にもああいったチャンピオンがあると思いますがどうですか?
Bdd:きっと僕にヤスオのことを言ってほしいんでしょ?(笑) ヤスオは征服者のルーンのおかげでかなり良くなりましたね。セカンダリーに不滅を選んだ場合、更にいいですね。
ただ、心に留めておいてほしいんですけど、もし僕がソロキューのヒントを出すなら、ジャングルがどこにいるかを常に把握することが重要です。ミッドレーンはジャングルとの2対2の戦いです。だから、ヤスオをプレイする時には、カッコつけてミニオンに乗っていくよりも、もっと安全にプレイするように気を付けてください。gankに気を付けなければいけないので、ミニオンは常に残しておかなきゃダメですよ。
インタビュアー:いいヒントですね!それでは、ヤスオと対戦するのは難しいでしょうか?マッチアップに関係なくヤスオを選ぶプレイヤーは多いですよね。
Bdd:トップレーンであれば、対抗できる相手はいっぱいいますよ。そしてヤスオを使う時はプレイヤーのメカニクスが本当に重要です。自分の手がヤスオのカウンターになってしまっては意味ないでしょう?(笑) ヤスオを成熟させるのが先ですよ。
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インタビュアー:ミッドレーンでのヒントはありますか?
Bdd:まず、本当に上手くなりたいなら、広いチャンピオンプールを持つべきではありません。あなたに合う本当に良いチャンピオンを見つけなければいけません。2~3体のチャンピオンだけをプレイすることは、かなり効果的だと思います。自分にとっていいチャンピオンを1体に絞るのは本当に難しいです。1つのチャンピオンを何度も何度も使うことに飽きてはいけません。あなた自身のレベルを上げることに繋がっていると考えれば、いい結果が得られると思いますよ。
インタビュアー:あなたの話に戻りましょう。Bddのピークはいつ来ると思いますか?それとも今ですか?
Bdd:今の僕は「かなり良い」と思います。今のところ上手くいっていますが、まだまだ長い道のりだと思っています。僕がレーンで勝つと相手は怖がって・・・それを見ると本当に気分がいいですね(笑)
インタビュアー:カウンターを当てられても勝つことも何度もありましたね。
Bdd:それは多分、僕が決められた戦い方をしないからだと思います。私はプレイしながら何ができるか考えています。上手く行けばどんなチャンピオンが相手でも勝てますよ。こういった経験は大会でも本当に役に立ちます。相手が何をBanしてくるか分からない状況で、こちらの構成を変えなきゃいけないこともあります。そういった時に過去の経験が役に立つんです。あまり練習していないチャンピオンを使うことになった時でも、過去のソロキューで対戦した時や自分が使った時のことを思い出せれば、良い結果を得られるんです。
インタビュアー:それはBddの大きなアドバンテージなのでは? 以前にあなたは練習なしにゼラスをプレイしたと言っていました。最近、そんなピックはありましたか?
Bdd:イレリアをプレイした時、かなりいい感じでした。僕とイレリアは合っていると思います。僕は才能に恵まれた天才プレイヤーではないので、練習には時間をかける必要があるんですが、イレリアでは多くの時間をかけずにやりたいことができるようになりました。チャンピオンを初めてプレイする時は似たようなチャンピオンを考えてやると楽になりますね。
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インタビュアー:今年の夏はどうなると思いますか?
Bdd:Summer Splitでも上手くいけると思うけど、他のチームもかなり良いので断定はできませんね。僕はいつか優勝できると確信しています。本当に全てのチームがいい状態です。楽しい夏になりそうですね。
インタビュアー:Fly(Gen.G のミッドレーナー)についてはどう思いますか?以前あなたたちは同じチームにいましたよね。
Bdd:彼について何かを言うのは難しいですが、彼は僕と対戦することに関しては自信を持っていると思いますよ(笑)でも、僕は誰が相手でもミッドレーンで負けることはありません(笑) もし戦うことがあれば、面白いことになるでしょうね!
インタビュアー:MSIとLCKのファンを比較して何が違っていましたか?
Bdd:MSIでは少し孤独な気分になりました。RNGやFnaticには多くのファンがいて、僕たちのチームは人気がなくて・・・実際、この問題は僕たちのメンタルを揺さぶりましたよ。僕はそれほど心配していませんでしたが、それでも何か欠けている感じがしてました。いつも応援してくれているファンの皆さんには本当に感謝しています。僕のことを愛していると言ってくれた男の人のことも覚えていますよ(笑) 韓国では私を愛してくれているファンの方はたくさんいますが、外国では初めての経験でした。外国でもファンがいることに気づけてハッピーでした。
インタビュアー:すぐにシーズンが始まり、Rift Rivalsも始まります。これはあなたにとって3つ目の国際大会です。最後に何か言っておきたいことはありますか?
Bdd:MSIでは勝てなかったので、もう1度しっかりと準備して、やり直すだけです。次のチャンスでは、僕たちが良い結果を出せると思ってますよ!
最近、僕は放送を始めました。僕たちは新しい放送用の部屋を持っていて、チームハウスは改装されて充実してます。スタッフには本当に感謝しています。僕はコンピュータの性能について敏感で、手伝ってくれた AMD Ryzenにも感謝しています。
最後に、次のWorldsは韓国で開催されるので、勝利にはより大きな意味がありますね。歓声が大きければ大きいほど、僕たちのエネルギーとなるので、たくさんの応援よろしくお願いします!
参照元:INVEN