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SSG Crown「ライバルを倒すために練習しているわけではない」インタビュー中編【海外記事翻訳】

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INVEN

前編の続きです。
前編はこちらからどうぞ↓
SSG Crown「Worldsの後、引退についても本当に考えた」インタビュー前編【海外記事翻訳】

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Crownは自分自身に厳しすぎる人

INVEN


  
インタビュアー:あなたは自分に対してとても厳しい人に見えます。ステージでプレイする姿を見た多くの人がCrownのプレイを認めていますし、賞賛しています。

Crown:私もそう思います。私の周りの人たちも同じことを言ってます。私は自分自身をあまりにも苦しめすぎていると。でも、それでも私の考え方は変わらないんです・・・この問題について私に助言できる人はいないと思います。周りが僕にできる唯一のアドバイスは「ただベストを尽くすのみ」でしょう。私を正しい道に誘導できる人はどこにもいませんし、私自身にもできません。だからこそ、今まで自分自身に厳しくしてきたんだと思います。
 
それでも、自分自身に厳しくするだけでは十分ではありませんでした。。だから、長い休暇をとってみましたが、これは良いスタートになったと思います。多くのことに対して、自然体でリラックスした状態で向き合えました。誰もこの方法について教えてくれなかったので、自分自身で気づかなければいけませんでしたね。

 

INVEN

 
インタビュアー:Esportsは昔と比べて全く異なる何かに発展しました。新しい選手にとっては、この競技シーンに対応するのは難しいかもしれません。すこし前にSsongコーチ(現TSMのコーチ)にインタビューしました。彼は、コーチを引退する時にはプロゲーマーのためのメンター(人生についてや精神的な問題など、あらゆる問題を相談できる助言者)になりたいと言っていました。あなたが今直面している問題はeSportsの発展の結果として現れた問題のように感じます。あなたが選手として成長するためには、この問題を克服する必要がありそうですね。それはともかく、最近のKeSPA Cupについて教えていただけますか?
(ここのインタビュアーの切り替えしおかしくない・・・?)

Crown:正直に言って、このトーナメントに対して真剣に取り組むことができませんでした。私たちはみんなWorldsのせいで燃え尽きてしまいました・・・KeSPA Cupに集中するために必要なエネルギーは全くありませんでした。準備には最善を尽くしたつもりですが、それでも難しかったです。この大会のタイミングが良くなかったですね。
 

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インタビュアー:ネット上のフォーラムをよく見ますか?

Crown:時々見ますよ。たくさん良い情報が得られるけど、悪い情報も同じくらい得られるね(笑)

みんなそれぞれ違う物の見方をしている。例えば、ファンが間違った考え方で私のプレイを叩くこともあります。通常はそんなコメントは無視しています。ただ、私がスランプに陥った時はそんなコメントを無視できていませんでした。私はそういったコメントにイラついていました。「Crownは引退するべきだ」とか「Crownは糞」みたいなコメントです。普段は無視できるんですが、スランプの時はそういったコメントを信じてしまうんです。これは実際、多くの選手にとって本当に危険なことです。今は大丈夫ですが、私にとってもいい経験だったとは言えないですね。
  
 
インタビュアー:ここ数年を振り返ってみて、どう感じますか?今の地点にたどり着くために、どれくらい努力してきましたか?
 
Crown:毎年同じですよ。いつも「十分努力していなかった」と感じています。時々、自分の中の基準があまりにも高すぎるのではないかとも考えます。多分、私は自分自身に決して満足しない性格なのでしょう。私はライバルを倒すために練習しているわけではありません。自分自身を超えるために練習しているんです。
 
 
インタビュアー:それは恐らく他のプレイヤーにとっても同じことでしょう。自分自身に満足しているプレイヤーが成長することはありません。Worldsに話を戻しますが、印象に残った選手やチームはありましたか?
 
Crown:あんまりかな。大会を通して、自分自身との戦いでした。だから他のチームの選手にあまり注意を払うことはなかったですね。
 

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インタビュアー:韓国のミッドレーナーにとって、Fakerの人気は凄まじく、オールスターに選ばれるのは非常に難しいことだと思います。オールスターに選ばれなかったことには失望しましたか?

Crown:正直に言って、オールスターには全く行きたくありませんでした(笑)Worldsの期間中、中国に行く飛行機で疲れ切っていましたし、全てを忘れて、ハワイやヨーロッパのようなどこか遠くにバケーションに行きたいと思っていました。ですが、実際韓国に戻ってみると、忙しいスケジュールのせいで、そういったことは実現できませんでしたね。
 
 
インタビュアー:そうですよね。もし、オールスターに出場していたら、あなたは休暇を取る暇もなかったでしょうね。

Crown:もしオールスターに出ていたら、契約を更新していなかったかもね(笑) 冗談だよ(笑)
来年は出場してみたいと思えるかもしれません。ただ、今年は本当に疲れ切ってました。

 
 
インタビュアー:LCKのプレイヤーの休暇はあまりにも短すぎるように感じます。LCSでは、Splitの期間中は忙しいですが、それ以外の期間では選手には自由な時間が与えられています。

Crown:恐らく全てのスポーツで同じだと思いますが、結果を出せば出すほど、忙しくなっていきます。それは楽しいことでもありますが、エネルギーが吸い取られていくような感覚にもなります。

Crown「海外チームにも興味はある」

INVEN

インタビュアー:あなたは先ほど、自分のパフォーマンスに満足できないから引退を考えたと言っていました。それが全てですか?それとも他に何か理由はありますか?

Crown:ん~、あまりにも疲れ切っていたから? それが一番大きな理由だったのではないかと思います。今は私たちがトップにいるので、ここを維持しなければというプレッシャーも感じます。時には、どれだけ努力を注ぎ込んでも、全く成長できないと感じることもありました。とにかく頭の中が「休みたい」という考えに満ちていたんです。
 
 
インタビュアー:つまり限界だと感じていたということですか・・・。あなたは才能でやってきた選手だと思いますか?それとも努力の人ですか?

Crown:どちらも少しずつ持っていると思います。色んな人がいるでしょう。始めた時から100の能力を持っているけど、限界も100という人もいるでしょうし、一方で始めた時は0の人でも練習次第で200まで実力を伸ばせる人もいると思います。とにかく、私の場合は少しは才能があったと思いますが、努力もかなり必要だったと思います。
 

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インタビュアー:あなたは選手として成長が早いと思いますか?

Crown:うーん・・・分かりません。過去にスタークラフトのプロになろうとして練習していた時、1年間チームに所属していました。最初は早いペースで成長しているような感覚でしたが、成長が途中で止まってしまいました。 League of Legendsに関して言うと、Season2はゴールドでした。Season3はDiamond 1で99LPでしたよ。
 
 
インタビュアー:話は変わりますが、海外のチームでプレイしようと思ったことはありますか?
 
Crown:最近は考えることもありますね。もし来シーズンに自分のパフォーマンスに満足できなかった場合、NAやEUのチームに行くのも面白いなと思ってます。英語を学ぶ機会を得られますし、モチベーションを上げるきっかけになるかもしれません。先ほども話したように、現状には満足していません。そういった中で海外でプレイするのは単純に興味深いことではありますね。
 
 
インタビュアー:League of Legendsの選手であなたがプロになる前に目標やお手本だったプレイヤーはいますか?
 
Crown:LoLではそんな選手はいませんでした。
スタークラフトではそういったプレイヤーがいました。プロの選手を見て自分もプロになりたいと思ったんです。LoLではライバルとしか思ってないですし、それ以上でも以下でもないです。

後編に続く↓
SSG Crown「パソコンが爆発しなかったらプロゲーマーになっていなかった」インタビュー後編【海外記事翻訳】

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