9月に開幕したWorlds2017は11月4日に全日程を終了し、2か月半に及んだ長い戦いに決着がつきました。
決勝は韓国チーム同士、SK Telecom T1 VS Samsung Galaxy
去年のWorlds 2016と全く同じマッチアップとなりました。
決勝の会場はあの「鳥の巣」
決勝の会場は2008年に開催された、第29回夏季オリンピックで使用された北京国家体育場。通称「鳥の巣」。
また、開会式では、エルダー・ドラゴンが会場内を飛び回る演出などもありました。
Faker敗れる。Crownがついに戴冠
去年の雪辱を果たしたいSamsung Galaxy(SSG)と、3連覇がかかったSK Telecom T1(SKT)の対決は、Samsung Galaxyが歴史的な3連勝を果たし、優勝はSamsung Galaxy(サムスンギャラクシー)となりました。
今年のSKTはどこか本調子ではない様子で、Jungleは元々不安が残るポジションだったとしても、今大会ではBotレーンもかなり不安定で、TopのHuniのスプリットプッシュも上手く決まらない試合が多かった印象です。それでも、大会前には多くファンがSK Telecom T1の3連覇を予想していたかと思います。
どれだけ調子が悪くても、やはりFakerが負けるのを予想するのは難しかったでしょう。
それだけに、今回の3-0は少し衝撃的でした。
1戦目はほぼ完璧な試合運びで、ドラゴンも全て獲得、SKTに1キルも与えることなく、タワーも1本だけ。終了時には14Kゴールドもの差をつけて勝利しました。
2戦目、3戦目は、序盤は少し苦しい立ち上がりで、中盤以降に巻き返しを図る必要がありました。ほとんど全てのチームにとって、SKT相手に後半に有利をとるのは非常に難しいことのはずですが、SSGは離されることなく接戦を演じ、最後は孤軍奮闘状態だったFakerをキャッチして勝利を決定づけ、2017年のサモナーズカップを掲げたのはSamsung Galaxyとなりました。
去年のWorlds 2016決勝では、「チャンピオンプールが狭い」などの批判を受けたSSGのMidレーナー「Crown」にとってはついに名前通り、Crowned(戴冠する)できました。
Crownは、以前に「今年が最後のチャンス」と語っていましたが、来年以降はプレイしないのでしょうか。
彼のプレイは決勝でも素晴らしいものがあっただけに、LoLのファンとしては来年以降も見たい気持ちが強いですが・・・。
泣き崩れるFaker
試合終了後、Fakerは立ち上がることが出来ず、机に突っ伏して泣き崩れ、相手チームとの握手もままならない状態でした。
何とかBangに助けられ、握手をしますが・・・
握手を終えたあと、すぐに座り込み、再び泣き崩れてしまいます。
普段は非常に大人しいFakerが、ここまで感情を表に出している姿を見ることは、これまであまりなかったのではないでしょうか。
これでSK Telecom T1の王朝は終わりを迎えるのでしょうか。
私はSKTのファンではないですが、それでも今までFakerやSK Telecomの圧倒的な強さを何年も見てきただけに、ショックでした。
特にFakerは今大会でも味方のミスを何度もカバーして勝利に導く姿を見てきただけに、最後の泣き崩れた姿を見ると、このまま終わってほしくないという気持ちになります。
来年またWorldsに戻ってきて強いSKTを見せてくれることを期待したいですね。